新銀行東京、予想の3倍の大赤字でトップ辞任
新銀行東京が1日発表した平成19年3月期決算は、不良債権処理の増加で最終損益が547億円の赤字(前期は209億円の赤字)となった。同行は仁司泰正代表執行役が業績不振の責任を取って6月の株主総会後に辞任し、後任にりそな銀行出身の森田徹氏を起用する人事のほか、資産縮小や融資の見直しを柱とする再建策も発表した。
融資先の中小企業の経営悪化や審査不足で、貸し倒れが続発。資金調達やリストラの関連費用も多額に上り、最終損失は当初予想の180億円の3倍に膨らんだ。
トヨタ自動車出身の仁司氏は、17年に設立された新銀行東京の初代トップとして、中小企業向けの無担保融資の拡大に取り組んだが、「貸し倒れが想定以上だった。私の力不足で申し訳ない」と会見で陳謝した。
新銀行東京に8割以上を出資する都は、抜本的再建のため、りそな銀行で役員経験もある森田氏を招聘(しょうへい)。再建プランとなる新中期計画(19〜21年度)では、資産規模を現計画の3分の1の4533億円まで圧縮し、有担保融資を含む査定やリスク管理の厳格化に加え、人件費削減などで、21年度の黒字化を目指す。
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森田徹氏(もりた・とおる)早大卒。昭和47年埼玉銀行(現りそな銀行)。りそな銀行取締役などを経て、平成18年からエー・アンド・デイ取締役兼常務執行役員。6月1日から新銀行東京顧問。57歳。埼玉県出身。6月22日就任。
(2007/06/01 20:28『Sankeiweb』より)
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