最大の百貨店発足が決定 大丸と松坂屋が株主総会
大丸と松坂屋ホールディングス(HD)は24日、それぞれ大阪市と名古屋市で株主総会を開き、両社の経営統合に対して株主から承認を受けた。これで最大手の高島屋を上回る連結売上高1兆1737億円(両社の2007年2月期実績の単純合算)の百貨店グループが9月3日付で発足することが正式に決まった。
統合後に共同持ち株会社の社長兼最高経営責任者(CEO)に就任する大丸の奥田務会長は総会で、統合決断の理由について「百貨店の競合が激化する中、両社のノウハウの活用を図るため、攻めの統合をするのが最善と判断した」と強調、株主の理解を求めた。
また松坂屋HDの総会では「松坂屋が大丸にいずれは飲み込まれてしまうのではないか」との不安の声が株主から相次いだが、茶村俊一社長は「両社の長い歴史を尊重し、対等の精神で統合する」と説明した。
設立する共同持ち株会社は「J・フロントリテイリング」(本社・東京)。百貨店2社は、持ち株会社との株式交換で事業子会社となり、8月下旬に東京証券取引所などへの上場が廃止される。代わりに持ち株会社が東証、大阪証券取引所、名古屋証券取引所に上場する予定だ。
松坂屋HDの岡田邦彦会長が共同持ち株会社の会長に就任することも決まった。大丸や松坂屋の店名はそのまま残る。
両社は既に準備委員会を立ち上げ、13の分科会で統合作業を進めている。6月末までに統合基本計画を取りまとめ、実施する方針だ。
(2007/05/24 12:31『Sankeiweb』より)
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